TRIBAL CACAO · MAKING OF

AIと作る Bean to Bar
農園ゲーム 開発メイキング

— ゲーム制作はド素人。AIと対話しながら、どこまで作れる? その全記録 —

カカオの一粒が、畑から発酵・乾燥・選別をへて一枚のチョコレートになるまで。 その全工程を「遊べる」ゲームにする——その制作過程そのものを記録した開発記です。 会話しながら、コードで3Dを生み、無料素材で質感を与えていく。省力化された“ものづくりの裏側”をどうぞ。

制作:Claude Code と対話しながら
3D:手続き生成(コード)
質感:CC0スキャン素材(無料)
費用:APIキー不要
EPISODE 00 — PROLOGUE

「全工程が動くカカオを作りたい」

育成→収穫→発酵→乾燥→選別→袋詰め→出荷。実際のBean to Barの工程を、そのまま遊びの手応えに落とし込む。 まずは気軽に遊べるスマホ版、その先に身体で労働を体験するPC版。二段構えで作りはじめました。

収穫発酵(温度・pH)乾燥(天気) 精選(カットテスト)出荷戦略
EPISODE 01 — SMARTPHONE

畑から出荷まで、まるごと経営する

収穫した実を発酵槽へ。温度とpHを切り返しで整え、天気を読んで乾かし、欠点豆を選り分けて袋詰め。 最後は「Bean to Bar工房に少量高品質で売る」か「コモディティで量を捌く」かの出荷戦略を選ぶ。 お手伝いの小人(ウンパルンパ風)が畑を歩き回り、放置でも進む——そんな経営シミュレーションが、もう遊べます。

▶ スマホ版を遊ぶ
EPISODE 02 — PROCEDURAL 3D

カカオの実を、コードで生む

PC版に向けた最初の一歩。3Dソフトに一行も手で触れず、コードだけでカカオの実を生成しました。 10本の縦溝を持つ紡錘形——あの独特の形を数式で起こし、書き出す。鍵も特別な設定もいりません。

手続き生成したカカオの実(pod)
手続き生成したカカオの実(約18cm・縦溝あり)。Blender を会話から操作し、コードで形状を生成。
EPISODE 03 — REAL TEXTURE, ZERO COST

木に命を:実スキャンの樹皮をまとう

幹に直接、実がなる——カカオ特有の cauliflory を再現した木を生成。 そこへ、世界中で公開されているCC0(無料・著作権フリー)の実スキャン素材を直接ダウンロードして、樹皮・地面の質感を与えました。 「形はコードで、質感は無料スキャンで」。手作業ゼロ・費用ゼロで、写実的なアセットが立ち上がる瞬間です。

CC0樹皮をまとったカカオの木
幹に実がなるカカオの木(約5.6m)。樹皮・土は実スキャン素材(ambientCG, CC0)。すべて会話とコードだけで。
幹に密着して実がぶら下がる cauliflory
「実が幹から浮いている」という指摘を受けて改良 → 重力で斜め下に垂れ、ヘタ(節)で幹に密着。対話しながら細部を詰める。
EPISODE 04 — TOWARD PC

そして、一人称の“労働”へ

次は本丸。Unity で、プレイヤー自身がカカオ農家になる一人称の作業ゲーム。 ナタを振って実を落とし、重いカゴを運び、汗をかく——スマホ版が「経営」なら、PC版は「労働の手触り」。 設計図(SPEC)と素材パイプラインが整い、いま部品を一つずつ生成しています。

スマホ版
  • 軽量Web・放置OK
  • 経営を最適化する楽しさ
  • 公開中
PC版(制作中)
  • 一人称・物理的な手応え
  • リアルな素材
  • 過酷な労働体験
NOTES — なぜ見せるのか

“作っている過程”が、いちばん面白い

でき上がった商品より、生まれていく過程に人は惹かれます。チョコレートも、ゲームも、同じ。 AIと対話しながら、形が立ち上がり、質感が宿り、世界が広がっていく——その省力化された制作の裏側を、これからも一話ずつ残していきます。

EPISODE 05 — 発酵・乾燥の“方式で景色が変わる”工程ビジュアル化 … つづく